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■初めてのカメラ [私の昭和30年代]

■初めてのカメラ

これは僕の子供の頃の話。
『昭和30年代、僕はまだ小学生だった。』

初めてカメラを買って貰ったのは鎌倉への遠足の日でした。その日は起きてからすぐに父から真新しいカメラを渡されました。前から欲しかった自分用のカメラです。それだけでなんだかもの凄く嬉しかった。
当時の事とて勿論デジカメなんか無いし、カラーフィルムもなくモノクロフィルムでした。当時パトローネというケースの中にフィルムが入っていて、フィルムをカメラに装填するのに暗室を使わないですむという画期的なものでした。買って貰ったのはペトリ2.8という当時の新型カメラで、これに36枚撮りのフィルムを入れてくれました。
今ではピントは自動で合いますが、お分かりかと思いますが、当時のカメラは自分の目で見てピントを合わせるのです。露出も自動ではなく一覧表があって、晴れはf11とか、曇りはf8とか、極めて大雑把でした。
カメラを手にしてすぐに外に出て父に使い方を教わりました。難しいのはピント合わせ位で、あとはしっかりしたカメラの構え方を教わり、ドキドキしつつ初めてシャッターを切りました。初めての記念すべき一枚目は父の姿でした。
このカメラを持って学校に行くと、なんとMちゃんがまったく同じカメラを持っていました。鎌倉へ向かう列車の車内でお互いを取り合ったのが2枚目の写真でした。
こうしてカメラを持ちはじめて、小学校時代の遠足には必ず持って行き、クラス仲間を卒業までずっと撮り続けました。カメラが趣味になったのはこれからだとう思います。
出来上がった写真を大きな模造紙に貼り付けてクラスに展示したところ、買いたいという子が何人か現れたので実費で注文を取るようになりました。先生はいつもひととおり買ってくださいました。
僕の撮った写真はそうとうの枚数になったのですが、自分の手元にはもう数えるほどしか残っていません。
最近になってネガを取り出してみたら、なんとフィルムがすっかりダメになっていました。
ちょっと保存方法が悪かったのとフィルムの薬品が残っていたらしいのです。なんとも残念なことです。
ですから、今まで僕が撮った写真を買ってお持ちの方は、それしかありませんので大事にしてくださいね。
そういえば映子ちゃんの写真はよく男子に売れていました。
僕は4年生の時に初めてA子ちゃんと席が同じになったとき、クラスの男子から「いいなぁ」とうらやましがられたのですが、超鈍い僕はそれがなんのことだかわかりませんでした。僕ってそうとう奥手だったのでしょうか。

ペトリ2.8 は1958年に栗林写真工業より発売。このカメラの特徴はなんと言ってもファインダーの窓の緑色で「グリーンオマテック」と呼ばれていました。発売当時価格は14800円。何とも高価です。

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